FXをやっているとどうしても損をする局面が出てきますよね。損切りをすること、それは投資である以上仕方のないことです。
問題は損切りをしないことではなく「損を大損にしないこと」この点にあります。
損を大損に拡大しないためのコツをふたつ、ご紹介したいと思います。
一度損切りルールを決めたら、何があろうが必ず損切りすること
これは読んで字の如くです。
一度○○円の損が出たら損切りする、価格が○○円になったら損切りする、一度損切りのルールを決めたら、何があろうがそれを実行するのです。
文字で書くと簡単じゃないかと思われるかもしれませんが、実際にやってみるとこれがまた難しいのです。
人間はどうしても損をしたくない心理が働くものです。ルール上損切りしないといけないという場合でも、「いや、これから相場は反転する」「いまが底値だ」という何の根拠もない楽観的な考えが頭の中をよぎり、ついその楽観的な考えを信じて損切りをやめてしまうものなのです。そして大抵の場合、その楽観的な考えがはずれて大損してしまいます。
ですので、一度損切りルールを決めたら、何が何でもそれを守らなければいけないのです。
そうすれば損をしても、大損をしなくてすみます。
コツコツドカンを避ける
コツコツドカンとは、コツコツと儲けて、ドカンと大損することをいいます。
例え勝率が70%、いや90%であっても、一度ドカンと大損しただけで致命傷を負って退場する事があります。これを避けるためには「勝っているから」「相場の波が読めているから」と言って急に投資金額を上げないことです。
人間というのは、負けているときは弱気になりますが、勝っている時には強気になります。「これだけ上手くいっているんだから一気に勝負しよう」と調子にのってしまうことがあります。
これは(上手くいくこともありますが)コツコツドカンのフラグなので決してやってはいけません。投資金額を上げるなら、少しずつ少しずつ慎重に上げていかなければいけません。そうしないと足元をすくわれてドカンと大損します。
せっかくコツコツと勝ちを重ねていても、たった1回のドカンで全てを失ってはお話にもなりません。FXでは勝っているときこそ慎重にならなければいけないのです。
それが、コツコツドカンを避ける唯一の手段なのですから。