FX取引経験が長くても、トータルの利益がプラスになるとは限りません。
その逆に、FX取引経験が短くても、かなり利益率が高めの方々も見られます。なぜ差が生じるかというと、試行錯誤の問題です。
熟練トレーダーでも利益率が低いケースも
確かにFXのトレーダーの中には、かなり投資経験年数が長い方も見られます。中には10年以上も投資経験のある方も見られるのですが、あまり利益率が高い事も珍しくないです。年数は長めでも、思った以上に実力がアップしていない方々も見られます。
逆に経験があまり長くない方でも、かなりの成績を誇っているケースもあります。
FXでの試行錯誤とは
ところで成績が優秀な方々の場合、たいていは取引回数を重ねると共に試行錯誤を行っています。自分なりに様々なやり方を試してみて、手法を確立している方々が目立ちます。
例えば、ある時まで、やり方Aで試していたとします。それによる売買成績は、年間でマイナス30%だったとします。それに対してやり方Bで試した場合は、年間利益率が50%だったとしましょう。
このAとBを比較すれば、明らかにBの方が良いやり方と判断できます。それを淡々と繰り返した方々は、総じて利益率が高めです。
できるだけ多くの回数で試行する
ただし試行錯誤をするといっても、あまり回数が少ないのでは意味がありません。AとBのテスト回数がそれぞれ5回程度だとすると、あまり参考にならないケースが多いです。運の要素が否めないからです。
しかし、テスト回数が30回程度だとすれば、やはり上記はBの方が優秀だと考えられます。なるべく多くの回数で試すのが望ましい訳です。
売買履歴を確認する
どうやって上記のような利益率が分かるかというと、売買記録です。
FXの会社のサーバーに対しては、今までの取引のデータなどが全て記録されます。それを後になってよくよく振り返ってみると、上記のような利益率が確認できる訳です。
ちなみにFXの会社は、土曜日や日曜日はマーケットが動きません。その曜日だけは、売買履歴の確認に費やしているFXのトレーダーも多く見られます。
時間をかけて様々なやり方を試す
そして試行回数が多くなるので、自分に最適なやり方は短期間で発見するのは難しいでしょう。やはりある程度の時間投入が必要になります。
しかし、それを怠らなければ、たいていは腕前が上達していきます。それをコツコツ繰り返したか否かによって、冒頭で申し上げたような差が生じる訳です。